【ひろ クリニック】神戸市中央区 三宮 整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、スポーツ整形外科、放射線科、内視鏡手術

ひろ クリニック

診療Q&A

肩の痛み

肩こりは国民病と言われるほど、多くの人が悩まされているようですが、病院に行くほどの痛みや不具合が少ないので、詳しいことは把握されていません。長時間のデスクワークやスポーツ、車の運転などで首や肩、足腰や背中の筋肉に張りや痛みを感じた経験は誰しもあると思います。このように筋肉の緊張状態が続くと、血流が悪化し筋肉への栄養補給が妨げられる一方、筋肉にたまった乳酸などの疲労物質が除去されにくいという悪循環で、だんだんとこわばりが強くなります。これが、いわゆる筋肉のこりの原因です。肩こりのる理由は、大きくて分けて二つあります。一つは肩の周辺の筋肉の問題です。成人では重さが約5kgもある頭部を支えるために、肩の周辺には僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋などおおくの筋肉が集まり、そのほとんどが動きにくい肩甲骨につながっております。頭部の重さは男性と女性と比べても差はありません。同じ重さをいつも、肩の周りの筋肉はじっとしていても支えているのです。そのため、なで肩で筋肉量の少ない女性は、肩こりになりやすいのです。もう一つは、全身の問題です。腰や膝、顎関節が原因となる肩こりがあります。腰や膝の痛みのために、姿勢が乱れたり歩き方が悪くなるために、肩がこることもあります。片方の顎だけで噛むことや顎関節症(耳の前の関節で噛むと音がする)のために肩こりの原因となることもあります。また、外来で多くの患者さんの訴えを聞いていると高脂血症などの内科的な病気が、血流を悪くして肩のこりを引きおこすこともあるようです。肩の周りの筋肉は、こうした身体のちょっとしたバランスの崩れにも影響を受けやすいのです。治療法としては、肩こりの原因が肩の周りだけの問題なのか、全身の問題なのかを正確に診断することが大事です。